責任ある調達ってなに?
 世界の森林は今・・・
   現在、世界の森林は、一秒間にサッカー場一面分に相当する面積が減少しています。その原因の一つは、適切に管理されていない森林から得た資源を利用しているから。特に世界でも最大級の森林資源消費国であり、輸入国である日本の責任は大きいでしょう。 私たちが、木材や紙製品を利用する場合、その原材料である木材が、どこの森林からどのように切り出されたのかを確かめる必要があります。そして、適切に管理された森林に由来する製品を調達する割合を増やし、そうでないものを減らしていかなければなりません。これが「責任ある調達」の根本的な考え方です。  ただ、これらのことを、いきなりすべて実行するのはとても困難です。まずは、方針をもって方向性を定める。さらには、その方針に沿って、いつまでに何をするのかを定めた計画を作り、確実に実行していく。大切なのは、改善に向かって着実に前進していくことです。
 
 各会員の方針について
 WWF山笑会の会員(正会員のみ)は、自ら管理する森林、あるいは調達する原料/製品について、明確な方針をもち、その方針を計画的/段階的に実施していきます。 この取り組みは、もちろん適切な森林管理の実施、およびそこから生産される林産物の活用を最終目標としたものですが、いきなり全てのものについて、その目標を達成できるわけではありません。 そこで、責任ある林産物の生産/調達では、各会員が生産及び調達方針を設定することで、まず今後の方向性を内外へ明示します。各会員が設定した方針を以下に掲示します。 今後は、方針に沿って徐々に現状を改善していく、段階的アプローチを採用し、適切な森林管理を推進していきます。  
 
各会員の調達方針(pdfファイル)
株式会社アイドカ 「林産物の責任ある調達方針」
アサヒビール株式会社 「グリーン購入ガイドライン」の中で責任ある調達を補完
池川木材工業有限会社 「木材調達方針」
衣笠木材株式会社 「木材調達方針」
WWFジャパン 「林産物調達方針 ―責任ある林産物調達へ向けて―」
速水林業 「環境方針」
株式会社ベル研究所 「木材調達方針」
丸美工藝株式会社 「木材・紙製品の調達方針」
三菱製紙株式会社 「森林資源の保護・育成と木材調達および製品の考え方」
阿部興業株式会社 ※「方針策定中」
ゆすはら町森林組合 「行動計画21「山中八作」」
株式会社市瀬 「調達・供給方針」
吉田本家山林部 「環境方針」
三菱製紙販売株式会社 「紙・パルプ類の調達について」
東白川村森林組合 「森林管理方針」
株式会社栄光舎 「環境方針」
株式会社FEM 「紙等木材由来製品調達方針」
株式会社山櫻 「調達供給方針」
 

 森林認証制度の活用
 WWF山笑会が取り組む、責任ある林産物の生産/調達。これらが実施されているかどうかを、自ら確認する作業は大変です。そこで、どのような項目をどのように確認すればいいのか、WWFジャパンが中心となって「林産物調達チェックリスト」を作成しました。今後、このチェックリストを活用していく予定です。
 一方、適切な森林管理、およびそこで生産された林産物の加工・流通について、すでに独立した第3者によって、明確な基準をもって評価・認証するシステムが存在しています。WWF山笑会では、適切な森林管理、およびそこで生産された木材などを原料にした適正な製品の生産・流通・販売・調達を確認する最も有効な手段として、信頼のおける森林認証制度を最大限に活用していきます。
 
 現在、世界的あるいは特定の地域で、複数の制度が展開しています。主なものとしては、Forest Stewardship Council(FSC)、Programme for the Endorsement of Forest Certification Schemes(PEFC)、国内では緑の循環森林認証(SGEC)などがあります。
 
 現在、WWF山笑会では、信頼のおける森林認証制度としてFSCのみを認めています。これは、WWF山笑会の定める以下の条件を満たす制度が、唯一FSCであるからです。将来、これらの条件を満たす新しい制度が誕生したときは、WWF山笑会としてFSCと同様にその制度を推進していきます。